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現場ワークフローとか   26th/January/2017

1点を軸にして、前後10mもないところで右に左に移動しながら撮影した。

ワークフロー的には、遠くから進入機が来る。ななめ前勝ちから真横を通り過ぎ、
後追いしてから、タッチダウン前まで追う。
一部の貨物機であれば、滑走路からばけーティングしてから
180度折り返し、自分に向ってタキシングしてくる。
そこからスポットインまでが一連。

もう一つは、遠くのスポットから自分に向かってタキシングしてきて、右に90度曲がりラインナップ。
そこから滑走路に入り、テイクオフして見えなくなるまでが一連だ。

その繰り返しの中に、太陽光線の動きと雲の流れ、あとは機体の揺れ動きが重なる。

たとえば一本の100-400クラスのズームであれば一様のリズムでとらえることもできるし、
あえて短い玉で背景を強調することもできよう。

私は70-200300500の三本。それに1.41.7のテレコンバータがある。
これを
2台のカメラでとらえるというのが舞台だ。

大概は1本だけを軸にたんたんとどこかのシーンに集中して撮影するか、
シーンの変化に合わせて
3つくらいの引き出しの中で、画角や構成、設定を決めていくかのどちらか。

逆に臨機応変にできないのか?と言われればその通りということになる。
つまりリズムが崩れたときや想定外のシチュエーションに前もって対峙できていないともいえるのが私。(笑)

もちろん事前にシナリオを網羅しているわけではない。雪が降るとか珍しくベイパーがでつづけているとか、
普段とは違う状況であれば別として、

いままでの経験なりで狙いは定めている。一発で決まれば次のシナリオに行くけれど、

私の場合にそれは非常に少ないと思う。

だいたいが70-100㎜くらいの画角のシナリオは考えていてもその狙いどおりにはいかない場合が多い。

単に経験がないし、狙おうという気概もないからだと思う。

その逆で5001.7とか300とかは必ずと言っていいほど撮影しているケースだ。

今に始まったことではなく、ペンタックスのときも画角については大差がなかったからそれができる。

もちろんひどい曇天であったり、そこでやりたいことがかなり無謀な条件では?となれば、

別のチャネルに頭を切り替えようとはする。

それでもその場所その時そこにいるチャンスとして1つは絶対にこだわるものがある。

それを決めるのは、機体、機種、時間帯、天候、条件の特殊さだと思う。

それは自分が4つの条件要素があれば、面白い写真になるだろうという直観を持っているからだ。

たとえば、レアな機体、日没近く、絶妙な反射、あと一つがその作品の決め手になる要素だ。

機材や設定条件はそれによって決まるものだと思うが、

いまだそこまできちんとした意図までは整理できていないのが現実。

だから条件がそろっても設定で失敗するし、条件をそろえるあまり、
その場で起きた想定外のよい条件をみすみす逃したりするのもしょっちゅうだ。

総じて、私はそうならない練習をそこここで繰り返すことになる。その練習と経験が

そうやって、チャンスがめぐって来たとき、過去の経験を引き出しからだして整理して、
少なくとも一瞬前もって準備し、確信めいたシャッターを切って、満足を手にする。

面白いのは、やはり初見のとき。頭を真っ新にして、自分と対峙する。

これはやはり二度とないことだから、大事にしたいと思う瞬間だ。


by qchan1531 | 2017-10-25 16:48 | Comments(0)

もらったチャンス 25/January/2017

私はそこでその朝黙々とシャッターを切っていた。黙々とは嘘で

‘こいこーい‘とかぐちゃぐちゃ口走ったかもしれない。

どちらにせよ、来る者見たものを撮り続けた。

それがそこで私がやるべきことだと思ったからだ。

もらった機会だからもったいない。そう思った。

そこでしっかり撮って、自分の結果作品から何かが動けばそれでいいとも思っていた。

だからレンズも頻繁に変えた。カメラも交互に付け替えたりして、

その場面で自分が考えて結果を出すというフローを繰り返し終わりまでやり続けた。

その日のポイントは光だ。光の変化。影はさておいて、光や光の変化、機体の中での光の濃淡を

どうやってつかむか、そこを重点ポイントにした。

すべてそれだけだという意味ではないが、まったく意識しないで撮影するということではなく、

そのことを先に念頭におきシャッターきるというのが、その日その機会で気に留めていたことだ。

もちろん結果を出さなければならない。だけども今の私には

先に気負ってしまっては結果が出せないということがわかっているから、

目の前にできる光景から頭を働かせて、キャプチャをし続けた。

意識したからと言ってすぐに結果が良くなるわけではない。そんな簡単ならはるか前からやっている。

でも今までの自分は、そうやっては失敗して、何が悪いかリベンジして、

また失敗して、それでも辞めずにやり続けて一握りの成功作品を作ってきた。

今回も最善の策には至らなかったけど、

思っていたがそこでできたという瞬間があった。

フォトグラファーとしてうれしいのは、そういう瞬間だと思う。
うまいとか下手とかでなくその向こうにある景色を見通せるかどうかなんだ。

結果山ほど課題写真だけが残った。どれも歯ごたえがあるがよく考えれば当たり前のこと。

それだけ頭で汗をかいたということだろう。いつもそうできればよいが、人間やはりそれが怖いし、
途中でさぼりたい。

そもそもRAWファイルのサムネイルに対峙する前に、いつも缶ビールのふたに手がいく。

先日から石元泰博さんの足跡をたどる本を読んでいた。世界中から評価された著名すぎるプロ写真家だけれど、

有名な写真集の舞台となったシカゴの街の撮影は、朝6時から夜中まで、そのあと暗室現像という作業を

3年間繰り返して、“自分のシカゴ”を探し続けたのだそうだ。プロでさえなのか、プロだからなのか、そんな努力が礎にある。




by qchan1531 | 2017-10-25 16:13 | Comments(0)

やっとここまでこれた。

うれしいなあ。
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by qchan1531 | 2017-02-18 11:29 | Comments(0)

あけましておめでとうございます -そして2016年ふりかえり-

皆様 あけましておめでとうございます。
昨年もBLOGの更新はほとんどできず、年を越してしまいました。
自分へのふりかえりもこめて2016年の撮影作品から少しまとめてみました。

1.1月早々に成田に行った時の作品です。黒バックに黒。この作品はのちに大阪で開催されたグループ展に
出展しました。とても思い出深い一枚となりました。
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2.2月のジャンボ二態。 成田のDL降りと羽田のLH上がり。どちらも夕方ならではのコントラストの高いところを。
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3. 貴重な3月の成田南上がり。そこへF1アブダビGPのスキーム。結局止められたのはこの時だけ。
だけどそれは私だけが味わえたもの。この時液晶を確認した自分の焦りは忘れないものになるとおもいます。
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Star Wars BB-8も3月にやってきました。
こちらはまだ飛んでいるところの面白いカットは撮れていません。。
まだこれから。。と思っているうちはダメ。
絶対結果は出せないですね。私みたいな輩には。
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のちに今年のキーとなったCXことキャセイパシフィックのジャンボ。
たくさんシャッターを切った分、本当に悩み苦しみました。でももう来ない。そこに立っていた証。
憧れとIF。
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羽田城南島の先トンネルを出たところの道が南に曲がれるようになりました。
ただただ旋回が見たい。その気持ちだけでとにかく通い詰めました。 
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4. 4月は息子とセントレアへ。とにかく難しかった。経験せよなのですよね。
特に上がりは惨敗の印象。まだまだです。
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友人と並んで撮影した城南島。この一枚はA-Pnetにアップしましたが
のちにスクリーナ―削除となりました。この時の悔しさやら、自分の力のなさを痛感したこと。
それはその後昨年のあいだずっと心の奥深くに刻まれました。
今見直せば、これは基準には満たないかもしれませんね。
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5. 4/20以降のExifにはD5の文字があります。この日から大きな機材の変化がありました。
狂うようにシャッターを押したというのが正しい表現かも知れません。しかし、それは簡単なものではなかった。良い機材で撮影可能性が広がるということは、結局また新しい越えるべき壁を作ることになるのです。
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これを境にして、私の写真は夜では格段にコントラストが高くなり、
テレコン使用を含むピントの精度が劇的に向上していきました。 
まさに明るい夜がそこに浮かび上がってきた印象でした。
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850mm画角にする1.7xテレコンが普通の描写に見えてくるほどの違い。
それはその後の編集の技量。特に色みを整えるところで重い試練となりました。
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今までの環境が別物のように見えてくる。
見えるということはそれだけ細部の技量までもさらけ出す結果となってしまいました。
この辺りから編集にかかる回数や時間が倍々になっていき、1枚に3-4時間、
夜中にかかることが普通になりました。 
どうやっても自分のものにしたい。ここまでやってきた執念めいたものがありました。
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6.個展を行った2013年以降、
毎年だいたいは連休前後で自分の狙いを定めて絞りこみをしていきますが、
昨年も結果そうなってきました。テーマはポートレイト。
飛行機の顔。それとあの悔しさ。そしてジャンボ。
向かうところは原点に戻って行きました。
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この写真のExif‘には6/3 21:53とあります。
キャセイのジャンボ年内退役のニュースは3月ごろに出てきていました。
その後7月ごろに秋ごろとなり、のちに10月退役が決まりました。
自分の中でこれで行けるか!という撮影はしたものの、
500mmの内容ではやはりノイズの成分が多く、いったんは現像を追いこめないまま、
しばらく時間をおくことになりました。
この一枚が、12月のJAAP日本航空写真家協会の出展作として、その準備にあたる苦しい現像作業と、
プリント仕上げの世界にさらされることになっていくのです。

7月以降は後半で。
皆様どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
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by qchan1531 | 2017-01-04 19:13 | Comments(0)

写真はバランスゲーム

ことあるごとに自分に軸、軸、軸 ということを言い聞かせている気がします。
写真の中で、前後ろ、左右、そして上下。
それは単に構図の話だけでなくて、時間のこと、露出のこと、そして仕上げやWebでの見せ方、プリント。。
写真で伝えることの全部です。
なぜ単なる写真ごときにそんな風に忙しくするのか。ただ楽しくシャッターをきればいいんじゃあないか?私のその答えは、“そうやっていろいろ考えた方が、考えないよりは楽しい写真が写せるから”なのです。

構図のことで鉄道写真のプロ広田尚敬さんは、“どうして構図が正確なのでしょうか?”と問われ、“自分と被写体の間に二本線を引いて、その中に常に被写体を置くことだ”とおっしゃいました。
私、最初なんのことかわからなかった。で考えてみた。メガホンのお化けみたいなものを自分の前においてそのなかに常に被写体を置いておけば求める構図が正確になっていくということじゃあないかと。
そこに画角や自分の動きをいれて間合いを取っていきながらさまざまな作品像をイメージするってこと。かな?と考えてみた。正しいかどうかわかりませんが、自分はそれで納得しました。

暗い夜の中にも軸はあります。それは簡単なことで、普段自分が通っている場所と時間こそがその軸なのです。
そこに季節という時間の流れがあって、飛行機写真ならば、滑走路を中心に見立てて風がある方向に流れていき、時に月が下から上っていき沈んでいく。
そこに露出や感度のダイヤルのバランスを当てる。いつもの場所と時間を中心軸にして。

動き写真の軸はどうなのか。それはその人の決め一つ。
私は1/30秒という時間であり、ISO3200という魔法の数字なのです。
その大きなバランスの枠のなかで被写体を大きくも小さくもみせていく。それが軸になります。さっきの広田さんのはなしともつながったりしてね。

色はどうなのか。絶対的な白があり、自分の赤や青があります。
“色”は私の写真のなかで一番思慮が足りていないことですが、(それでいいのか?はおいておく)それを花や自然、建物や人の表情、スーパーにならぶ肉や魚や果物に追い求めていたりします。
私にはまず、自分の好きな色が軸です。絶対的な色が正しい軸だとおもいますが、私は自分の色を軸にします。
とはいえ、それが大きくはずれていると見せ方がかわり、一人よがりになってしまう。そこは自分との葛藤があります。面白いことに友人と酒を飲み、その話のトーンやつまみの味の世界からふと引き戻されたりするし、
写真展でほかの方の作品を見たときの印象も軸の位置の参考になります。

それをひたすらに考え、一度経験したことをポケットにしまって整理しながら、
初見や自分のやったことないことに面した時に、できるだけ早く軸を作り上げてみて、
その作品を狙うイメージにするのです。
だから軸は変化していきます。昨日までの軸はもうないかもしれないし、それは3次元とかそういうものでもありません。
そうやって自分の考えを記録していくのが私にとっての写真、そのものなのです。

考えの記録。自分がそこで考えたことが一枚の写真のなかに汗と一緒に詰まっていて、人からあなたは誰ですが?と言われたときにそれがふわっと広がる。写真展の一枚の写真はまさにその結晶であります。

Facebookで過去のこの日という機能があります。いいかげんにしろよというくらい、
私はそれを頻繁に使っていますが、それは考えやその時の軸を意識するからにほかならないことです。
写真がうまいとか下手だとかコントラストがきついなあということよりも、“俺は何を考えていたんだっけ?”という記録をひも解いているような行動です。
面白いことに変わらないものは変わらないし、一つのイベントで大きく軸がシフトしたのがわかったりします。
大事なことは自分がそれを見たときに軸があるかということで、なければないで、それを認めればよいだけです。その迷いがちゃんと写真に写っていれば、それは自分にとってのよい写真です。

では、“自分の考える自分のよい写真は、見る方にとって良い写真か?”といえば、“これはね自分の迷いがちゃんと写っているんです!”てのを
いうわけではないし、“だからすごいでしょ!”ていう風にも私は思わないので、そこにはまた考えるってことが起きてきます。 
たとえば作品展がありますってときに、どうやってその出展作を決めていくのかってこと。
私は、考える時間が許されるのであれば、“その時の自分が一番あらわされている写真”を選びたい、残したいと思っています。

たとえば、去年初めて経験したことが花開いたなあ?それでこの一枚を狙って撮れた、とか。
次はこんな思いで撮り続けてみようかなあ?それでここまで自分を追いつめて新しい自分ができたなあ。。。とかですが、
多くの作品を撮るなかで実際に“決めること”は難しく、考えた結果も空振りすることのほうがはるかに多いですし、そもそも“撮れた”(この場合はプリントまで)と心底納得できないことが99%だったりするのです。

では最後はどうするんだ? というと自分自身をそこで変にブラさないということ。かっちょよくいうと信念めいたもの。だから、苦手でも少しばかりの自分へのはったり(足りなさを補う)とか、大事な軸は軸としてあえてここは別にとっておく、というような少し遠くに自分を置くってのも、学びだと思っています。 
要はそれまでの軸は、築けたそのことで良しとしていったん終わりってことです。

ことしも12月にJAAPの写真展があります。そこにいる一枚の自分は、どんなふうに写るでしょうか。
もう一台のカメラが常に自分を見つめピントを合わせ続けているように感じます。

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2016/10/22 ひたち海浜公園にて コキアを写す

by qchan1531 | 2016-10-26 07:13 | Comments(2)

甲子園へ

甲子園にいってきました。初めて高校野球を撮影しに行ってきました。
阪神の甲子園駅を出たとことですでに長蛇の列。
。。。列に並んで5分ほどでしょうか、
チケット売り場には”間もなく売り切れ”の文字が。
その後売り切れとなり、ここから1時間半くらい待つことに。 とほほ。

なんとか再販売となり球場に入りました。私の目的は撮影にありましたので、
とにかく一番前に行かれる席を探します。なんとか2番目の席を確保して。。

これが今回のナンバーワンとも言われている横浜高校の藤平君。
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さて試合が始まりました。1回の表。
2死3塁から4番村田がレフト前へクリーンヒット。
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3回センター渡辺が3塁打。
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1塁3塁で6番の公家が見事な3ラン。
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三振の山をきづいてきた藤平。
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横浜の盗塁はこの日5つ。とにかくでたらチャンスあれば走る。得点への執念。
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6回の表。2アウトランナーなしからヒットと盗塁で2塁に出た戸堀が、遠藤のヒットで生還。
6点目。
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6回2死まで投げて13奪三振。
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東北も1点を返す展開となりましたが。。。
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7-1で横浜の勝利。
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売り切れチケットの再販売を待った甲斐はありました。
何より高校生の気迫あふれるプレーを撮影するのが楽しかったなあ。
できることなら写り込みの少ない席でもう一度500mmで勝負してみたいです。
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by qchan1531 | 2016-08-14 08:16 | Comments(0)

2015を振り返る 7-12月編

さて今日は2015年12月31日。
JA873Aはジャカルタへ旅立ち、オールブラックスのNZ便はもうじき成田を離陸する。
そんな日に、今年後半をふり返ります。

1. 7月は関西へ。小中学生の飛行機写真撮影会の作品展、JAAPのSKYGRAFFITI 2015の大阪会場での受付担当。 小さなカメラマン達の笑顔とともにたくさんのお客様にお会いしました。
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2. 8月は成田の一番機で有名だったカンタス航空のジャンボ便が羽田に就航。
新しい早朝深夜便の仲間入りとなりました。
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3.9月は福岡へ。昨年は行くことができなかった福岡空港 空の日写真展。
今年はきっちり予定を組んで。夜はブログでお世話になっている方とゆっくり飛行機談義。
ひたすら語る中で得るものはたくさん。自分へのお土産は何より仲間と語る飛行機の話。
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4.行きたかった板付の旋回。 ポジションを探して駅前広場から団地の軒先まで。
とにかく私はこの旋回が見たかった。
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5.撮りつづけている羽田近くの中央防波堤近辺。
ぎりぎりの雲低高度。1200ftだったかなあ。長距離を飛行するために低く上がってくれた政府専用機。
私はブラさない。ひたすら飛行機にピントを合わせ続ける。
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6.観艦式。自衛隊の艦船に乗って文字通り縦横無尽に動き回る。
普段は夜の撮影が圧倒的に多かった私だけれど、この海の広さと空の青さはあまりにも衝撃であった。
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7.防人たちが真っすぐに整列している。この緊張感と普通の人としての笑顔。
対照的な空間がかわるがわるにやってくる。自分は何を撮りたいのか。どうすれば表現できるか。
悩んでいるよりもみたものに素直にレンズを向けてシャッターを切る。
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8.船を下りてもまだ撮り続けた。真っ暗な港に男たちがゆっくり帰ってくる。
自分の眼には見えた。まったくの無音の世界を滑ってくる塊。 
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9.11月。羽田の夕方もどんどん早くなってくる。ルフトハンザドイツ航空の旧塗装。レトロ塗装機。
夕方の太陽をかすめるように大きな旋回に入ってゆく。
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10.12月。いよいよ聖地ニュウタバルへ。 何もわからない、用語もろくに覚えていない状態で、
頭上で8の字を描き、離陸してすぐに急上昇していく戦闘機達をシューティング。
なんとか持ちこたえなければ。 自分の写真を撮ってこなければという思い。
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11. ファントム。ファントム。ファントム。
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12.背中パッカンである。もう何も言うことはなし。ブラさない。それだけ。
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13.年末は積極的に成田空港で朝から晩まで撮り続ける。
得てきたものを試す。思い立ったものを試す。とにかく攻め続ける。それだけ。
やっていれば何かがきっと起きる。自分の写真をつくるのが何よりも大切。
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カメラ3台、レンズも3本。良く撮りました。 あっという間は何度も経験しましたが、あっという、言わせる作品を
仕留めることは今年もかないませんでした。
しかし止めなかった。止める暇もなかった。四六時中、写真を考え、毎週毎週末に今年もシャッターを切って
作品を積み上げてきました。この思いや経験、成果はもうすこし後になってじんわりじんわり自分の写真観としてあらわれてくるでしょう。
たくさんの方にお会いし、撮られるほうのなれない記念写真まで。。。
これでいいのかな。悩みながら、酒をのみ、いつもスマホを握ったまま寝床につきました。

来年も撮ります。FLY DAY NIGHT 第2章。得たものを前に前に。
撮り続けることが自分の夢。憧れは自らへ向けられる。

今年も皆様には大変お世話になりました。 来年も一人でも多くの方に出会って、写真の話をできたら嬉しい。夜の写真もきっと普通の世界になる。
次の夜はどこからやって来て、誰がPLEASUREDOMEに収めるのか。。
来年早々1/16にスライドショー新年会をやります。そんな写真のお話をしたり聞いたり出来ればと思います。
ご興味ある方はぜひご連絡ください。 写真はコミュニケーション。誰しもが自由に表現できる世界。
by qchan1531 | 2015-12-31 14:48 | Comments(3)

2015を振り返る 1-6月編

少し早いですが、2015年の自分と写真のふりかえり。

1.  1月は早々から成田の博物館で撮影会。
どちらかというと、一緒に行った息子の”親父落ちつけよ”の一言が話題に。
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2. 2月。またここに立っていた。寒くてつらい夜。私はこれを罰ゲームと呼んでいるが、
いつまでも終わりのない闘いが続く。
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3. 3月。1月のあの一件をつくがえすように夜通し成田で撮影。
これは徹夜あけの太陽。そこにNCAのジャンボが絡んだ。後に福岡の写真展での展示作品となった一枚。
この場所ではその後もD3で撮影することが多かった。とても信頼できるカメラだ。
 
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4. 4月。ここでも成田に行っている。
今年は狙いに行ったのだ。自分の抱く写真のイメージに近づける一枚をつかみ取りに。
真夜中の成田はさびしい。その空気を一瞬で切り裂くのが、遠くから近付く飛行機のエンジン音。
ぜったいにブラさない。いつまでたってもそればかり唱えて撮っている。
この一枚は六本木のフジフイルムスクエアで行われた写真展への出品作品となった。
ことし一番忘れられない一枚だ。
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5. 5月。この5月に撮影した枚数は一番少なかったかもしれない。
逆を言えばいろいろに悩みチャレンジしようとして失敗を繰り返した時だったのかもしれない。
この2枚は比較的珍しいもの。どちらもこの時しか撮れていない。
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6. 6月は撮影枚数が多かったように思う。条件は良いとは言えないけれど、それを逆に狙いに行っていた。
ひたすら遅いシャッターにばかりこだわっていないのもわかる。
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5月には富山空港での写真展にも出展させていただいた。一番やりたかった若い方々との写真展で、
出展作は最後の最後まで迷ったのを覚えている。にもかかわらず日程の都合がつかず、
富山にはとうとう行くことができなかった。
写真展に出展するのであれば、それがはじめてのことならなおさら、自らの作品はその目で見届けなければいけない。そんな気持ちを抱きながら、7月の大阪で行われたJAAPの写真展を迎えることになる。
そこではたくさんの笑顔にえぐりあうことになった。
by qchan1531 | 2015-12-27 15:32 | Comments(2)

偏り

偏った撮影だったのかもしれないな。
羽田の夕景を背にした上がっていく飛行機をみながらふと思った。

ファイルがずらりと並ぶPC画面はいつも真っ黒。
そのほとんど(まあざっと100枚から300枚とっても1枚か2枚しか残らない)がピンボケやブレの写真ばかりだ。

今年の後半は観艦式も新田原もはたまた息子の体育祭をも快晴に恵まれた。
思い切ってシャッターを切ることができたことがそんな考えに行き着いた理由かもしれない。

写真仕上げ(私の場合はAdobe Photoshop Lightroomを使用してのRAW現像プロセスを指す)については
JAAPの活動や写真展、講習会のお手伝いや会員、入選者の方々との懇親会、
あとは普段の飲み会やテーマの決まったイベント(これが一番大事だった)などを通じて
一つ一つ自分に必要な情報を集め、得たものはすぐに家の環境で試してみた。
当たるものは残し、外れたものはまた次の機会を待った。そこで常に念頭にあったのは誰のまねでもなく“自分が求める結果”だった。
これも不思議なもので快晴のふんだんな光のある作品を前に、ぱっと目の前が開けた気がした。
自由度が全然違う! ヒストグラムやトーンカーブから始まり、明瞭度やコントラストそのできうる幅の広さが格段に違っていた。
夜のスローシャッター写真の大半はシャッタースピード,ISO,ノイズ,そして暗部補正に明け暮れる。裏を返せば4つのパラメーターしか見ていなかったことになる。
(実際は詳細になるのでまったく見ていないということにはならないが感覚的には4つのみということで違和感はない)
では晴天の昼間は何が違うのだろう。
一番は豊かな諧調そしてコントラストだ。当たり前のことだし、写真表現の基本中の基本だろう。
それを見ずに自分は遠いところで独りよがりに演じていたことをいまごろやっと知ったのだ。

ならばこれからは楽だなあということではない。確かにトーンカーブもヒストグラムもおおむね量感たっぷりだし、きれいな形をしている。
極端に言えばその時点で何もしなくても立派な写真として成り立っているのだ。(実はこれにも裏話があり、最初はそうではなくどれもアンダーな写真ばかり量産していた。
夜に慣れたせいでハイライト基準が極端にアンダー寄りになっていたからだ)
ではどういうことか。
そこから先の処理が自分の狙いや作品表現の領域になってくるということだと私は考えた。
私は今年その領域での丁寧な作業時間や環境をほとんど経験せずにいた。もっと言えば今までずっとそうだった。

今のワークフローはどうか。(まだ決して人並とは言えないけれど。。)
まずハイライト、シャドウから明は明に暗は暗にの幅をだしていく。(編集を行う前のフラットな状態つくり)
その前にホワイトバランスを整えるのが先にあるケースもあるが、実は快晴で一番難しいのが青が被らない環境づくりだったりする(ので後回しにしてしまうのも本音)
そして写真にメリハリをつけていく。夕陽のコントラストや暗部に味をつけていくのである。(最後までやりきらずに余地を残す)
次は色かぶりか。おもに胴体暗部の青かぶりをどこまで残すかを決める。(ホワイトバランス調整と色かぶりは結果的に同じになるときもあるが私は考えの中で別扱いにしている)
ここでやっとノイズやシャープを考える。同時にClarityとコントラストを範囲指定していじっていく。(これは最近のはやり。ゴージャスで量感あるHDRライクな表現)
機体に照りを出して、磨きをかけるようなもの。(光線方向がみえる反射角度でなければやっても効果は出ない。順光ならなんでもよいではないところが肝)
ここまでで骨格を決めてあとは全部のパラメータを細かく調整して自分の表現を突き詰め作り上げていく。 それを芽のありそうな写真一枚一枚に施していくという当たり前の作業。

自由度があるということは、それだけ撮り手のセンスが問われるということ。
最高級カメラ、レンズを使ってできるのは、その調整の幅が少ない、言い換えると何もしない最初の段階で、よいバランスができているか否かの
違いでしかないように思う。(もちろん性能、仕様的にできないものはできない。たとえばゴーストフレアはあとで消去できるときもあるが発生自体を防げるかは機材性能に依存する)

まだまだ人並とは言えないワークフローと表現したけれど、私と同じ踊り場?にいる方々は世界中にたくさんいるだろう。
フイルムカメラにはフイルムごとの色仕様があったけれど、デジタルにはそれがない。それは撮影者だけが設定をし記憶動作させることでできること。
だからデジタルなんだ。そこをいち早く抜け出せるか否かで、その先に待つ楽しさは大きく違ってくると思う。

週末は晴れるだろうか。
by qchan1531 | 2015-12-11 12:11 | Comments(2)

Air France 279 Ohayogozaimasu!

この日のメインAF279.
直前でお日さまが陰りそうになってもうだめかと思いましたが、
なんとかあがってくれました。
仕上げに費やした時間。けっこう。普通なんでしょうが、私には苦痛かも。
まあまあのできで満足です。
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by qchan1531 | 2015-08-17 06:56 | Comments(0)