カテゴリ:AF-S Nikkor500mm f4G( 64 )

放心状態

放心状態である。
憧れの地、新田原基地に行ってきたのだ。
普段、私のほとんどの撮影地は東京羽田空港。あとは成田である。
新田原は宮崎。そもそも宮崎にも行ったことがない。
なのになぜそこがあこがれなのか。その理由すら言葉に表せない。行ったことがなければ言いようもない。
仲間の人はその地で自転車をこぐといい、ある人は、平日から撮るものだという。
すべてが未経験。いったいどんなところなのか。それを確かめるチャンスがやって来た。

今年、私はある人に張り付いていた。JAAP(日本航空写真家協会)の会長 瀬尾央さんだ。
”新田原だよ”その人がそう言っていた。一体どうゆうことなのか。

私はJAAPの会友の一人である。JAAP会員の方々の推挙によってその会友になることができる。
その中で唯一私だけ受賞歴がない。
末席の私がやるべきことは何か。その答えを探し出すように瀬尾さんに張り付いていた。
大阪での子供向けの写真撮影会のお手伝い。JAAPの写真展 18th SKY GRAFFITI2015への参画。
海上自衛隊観艦式での撮影。そして今回の新田原。
もらえるチャンスに食らいついてきた。撮ってみろ。経験せよ。そう言われているように感じていた。
いうなれば今回は一年の集大成。

できることは撮ること。そこで何かを感じて、失敗し、そこから学んで次に生かすこと。
それができなければ次はもうない。這い上がるには撮って結果を出すしかない。

新田原。そこはだだっぴろい。広すぎて自由すぎる。自分がどこに立つのか。どう撮りたいのか。
そこで出会った人が自然に口ぐちにそう言う。笑いながらもみんな自分で考え狙っているんだ。
それが証拠に人の影はあちこちに点在している。密集がない。独特の感覚で静かにレンズをなでている。

そこで3日間を過ごした。自分は何を得たのか
積み重ね、体系だて、予測。実行。そして作品としての仕上げ。
とくに最初の二つ。積み重ねと体系だて。それを学んできた。
実は私は会友として、JAAPのイベントの中でスローシャッターでの夜撮影の体験談をお話したことがある。
それも会友として何ができるかを考える一つの答えだった。
その中で瀬尾さんからお話した内容からのフィードバックとして、シラバスという言葉をいただいた。
履修要覧とか学習計画と言えば正しいか。
私の内容はある場面での撮影学習計画として伝えることができたのだとおもう。
つまりは、体験をどのように経ていくか。
ただやっていくだけではなくて、その場面場面で考えて、それを積み重ねていくということ。
自分はそう思っている。

写真未経験の小中学生にどう飛行機写真の楽しさを伝えるか。
観艦式の長い一日を通じて写真から何を伝えるか。
未経験な場面で超望遠のレンズを持ってどう予測できるか。

そして今回。航空自衛隊新田原基地。ここには奇しくも上級を目指していく”学生”から
”Top Gun”と言われる最高峰の技量をもった隊員、そしてベテランの域にある教官クラスまで、
一日のなかでそうした隊員が操る練習機や戦闘機を撮影する。
中には模擬的に地上を攻撃したり、空中戦をイメージする訓練やデモ展示もある。
私もある意味、ここでみていただく、みせる状況にあるのか。。そう感じていた。

結果はどうか。食らいついて行くのが精いっぱいだった。
シラバスは、夜明け前、展示準備中の機体整備風景の長秒露光から始まる。
早朝はアラートスクランブルで待機する戦闘機が交替のために出入りする風景も撮る。
隊員の離陸風景は単独のものと二機で同期していくものもある。
そして空中に上がれば、機動飛行と言われる縦横無尽に高速で動き回る戦闘機。
ここで自分的にはクライマックスを迎えた。
これを500mmレンズにテレコンを装着して撮る。
1.次にどこから飛行機が飛んできて、どこにどうやって飛んでいくか。
2.光線は見えているか。”自分こそ”が作る光線はそこにあるか。
3.どのタイミングでどの姿勢のどんな構図を作るか。BESTな瞬間はどこか
4.そのとき自分は、ファインダーのどこを見ているか
シャッターは切った。できる限り考えながら。でも自分には記憶がない。
これはどこかに似ていた。JALのジャンボが飛んできた数年前の時だ。
シャッターは切った。でも覚えていない。やはりどこかで撮らされていたのだと思う。

では何が違うのか。前よりはブレテいないし、構図も枠もめちゃめちゃではない。
全くピントが抜けているコマがないこと。悔しいかなそのレベル。
それでも自分が積み重ね、観艦式で手持ちで持ちこたえた一日があってその日があった。
航空祭中心で撮影している方々は少ないチャンスの中で、経験を積み重ねている。
一度失敗したら、次のチャンスは次の航空祭や翌年になる。
獲物を狙うその顔つきはみんな笑顔にあふれていたが、その実思いは強いのだ。
それを学んだのは一番の収穫だったかもしれない。

”予測できなきゃあつらいわな。” 教官はそう言った。
”でも1回経験してるかで違うんだよな” 私は大きくうなずいた。
その言葉の意味は何か。しっかりかみしめなければならない。
貴重な経験を何度もさせていただいた。瀬尾さんやJAAPの会員、会友の皆さんに改めて感謝したい。
新田原の現場でお会いした仲間や愛好者の皆さんにもお礼を言いたい。
私ができることは何か。しっかり過程を振り返って、できないことを修正克服して、
成果を出さなければならない。

昨日も今日も羽田に行ってきた。当たり前だけれど、楽に撮影ができる。
JALのジャンボが最後の着陸をした日。肩を落として悔しんだ。
だけれどそれがあって国際線の夜を追いかけ始めたんだ。
やれることはまだまだたくさんある。 人生バカヤロウである。
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by qchan1531 | 2015-12-06 20:00 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(2)

失敗の夜

昨日の夜も羽田に行ってきた。金曜日に南風が吹く日は酒を飲まない。
迷った挙句に第一ターミナルに行ってみる。
感覚よりも少し風があったように思いながら、
三脚の脚を伸ばしていく。
カメラは今日もSONYのα7だ。
新しい機材のシェイクダウンというのか、一通り手になじむまで私は撮影を続ける。
自分のなかで納得させ、ある種こういうものだと言い聞かせる。期待に対して、最初はお!っと驚くものだが、
しばらくすると、当たり前のことだったり、本来の期待まで達していないときもあるから。
そして、自分への新しい発見もあるから。

うまくいかなかった。大事にしているリズムがつかめない。
もともと追いかける構図は得意ではないけれども、ここにはピントあわせが加わる。
カメラも左に振っていかないといけない。
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結果はアンダー露出気味だったように思う。
時として他の被写体、昼の撮影のときオーバー露出のときもある。
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ピントあわせはマニュアルなんだけれども、こういう忙しい送りのときは、
少々パニックも起こしているようにおもう。
ここでやめるのもあるけれど、もう少し、今度は条件の良いときをまた待つことにしようと思う。

今日、5/3は親戚の家にイチゴ狩り?に行く。
もうレンズも決めている。カメラは同じαである。
by qchan1531 | 2014-05-03 07:15 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(1)

My eyes only

さて。
当Blogの無料制限である1GBの容量を超えるときがやってきました。

東京駅の夜景撮影からはじめて、運動会やディズニーランド、マクロでお花も撮ったり。
後半は飛行機写真にどっぷりつかりながらの記事構成でしたが、
ちょうどいい形で、一区切りいたしました。

たぶんこれが最後の記事になるのでは?と思います。
昨日の川崎東扇島の夕景です。

1. 水平線に近くなる夕陽と海面にふたをするように広がる低い雪雲。
ですが、背景の空には青みが残っています。
この景色だけでも幻像的でしたが、そこにお月様がやってきました。
飛行機だけではない、景色と光線の織り成す構成。なかなか面白い体験になりました。
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2. こんな狭い範囲で、光線の当たり方が違うのは、いままで見たことがありません。
これは長い胴体のB777-300だからこそ活きてくるのかもしれませんね。
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3. 斜めに振りますと、暗い雲と空が、飛行機を包み込みます。
それほど強調せずに、モノクロの階調に落としますと、こんな風に、飛行機が浮かんでくるのです。
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4. 夕方4時半くらいでしょうか。いつも目にするCX549便が滑走路05から東の空を右に
旋回していきます。ちょうどそれを横切るように、JAL機がランディング。
乗っている方にはどんな風景が見えていたでしょうか。
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5. ここ東扇島は、東側に公園があります。駐車場からは突堤のように、
すこし歩くのですが、風が強いので、あまり機材交換などはしたくありません。
となると、車を出たときに機材を決めていないといけない。
今回は、テレコンをかませていくことにしました。
850mmの画角にさらに15%の30*20クロップをかけていますが、
解像度も、シャッタースピードも感度も犠牲になります。
この太陽の光がどんなにありがたいことか。 これでISO400できれるんですから。
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6. ここは港になっています。石油化学の工場があったり、廃棄物の運搬船も出入りします。
飛行機の合間に船が来る。大きな船と小さな?飛行機。
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最初の記事から、ちょうど5年半くらいになるかと思います。大変お世話になりました。
新しい表現もBLOGで継続したいと思っておりますが、
もう一度、一から新たな気持ちで書いて見たいとおもっています。

いつもコメントをいただいたり、すでに訪問いただいた皆様にはもちろんですが、
ご覧いただいた皆様にも、新しいBLOG(タイトルが決まってない!)を準備次第、
ご連絡させていただきますので、
ぜひともコメントをいただければ幸いです。(鍵つきコメントも大歓迎です)

それでは皆様、また新しいBLOGでお会いしましょう。
by qchan1531 | 2013-01-27 23:01 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(25)

撮影会にて

早朝から成田で撮影。
普段とは少し違う視点。 少しだけ高い視点。


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by qchan1531 | 2013-01-13 08:10 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(6)

あがりでいきましょうか

成田にいってきました。12月に訪れたJAAP写真展で、
今回の撮影会のお声がけをいただき、ご一緒に撮影させていただきました。
(すべて1,600PX)

1. B777のアシアナ便です。 これからお出かけの方も多いのでしょうね。
とてもいい形の姿勢を収めることができました。
この一枚は、肩に力が入らず、綺麗に連続でシャッターが切れています。
今年は、 こういう一枚をしっかり撮らないといけません。
それも、最高の姿勢の状態で最高の構図でとらなければ。
大きく伸びやかなプリントにはなりませんので。
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2. これでいいのです。ただたんたんと切っていけばいいのです。
機体を誰よりもしっかり見て、大きく伸びやかに。それが私の写真なのです。
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3. スクート航空です。すこしざらつきが目立つのは、クロップが大きいからです。
高度も高かったので、いまひとつインパクトにかけています。
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4. すこしべたついてますが、このくらいならまだ大丈夫かな。
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この写真は最初にお邪魔した航空科学博物館から移動した場所からの、34Lのあがりです。
とてもすばらしいお話をたくさん聞けました。正直自分は、名前を覚えてもらおうと、
必死でお話をしました。なんでもいいのです。なんだかいたなあアイツは。それで十分。
写真を撮っていれば、必ず機会はめぐってくる。
きちんと、しっかりと、撮り続けていきます。

JAAP瀬尾会長はじめ、ご一緒させていただきました皆様、ありがとうございました。
とてもすばらしい一日を体験いたしました。
またひとつ、私のあこがれが現実になりました。今日はヤマケイの”飛行機”見ながら寝ます。
by qchan1531 | 2013-01-06 15:03 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(0)

揺れる想い

先週末、夜と朝。
D800Eでのスロー撮影にでかけてきました。

1. まずは、JA817A出来立てほやほや。この日はデリバリーの日。
土曜深夜23時すぎでしたので、34Lに降りてきました。
うーん。微妙に光跡がゆれております。
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2.12/23の朝日をバックに。私はどうしても機体の明るさはぎりぎりでも残したかったのです。
太陽にまともに当たっていますので、つぶしているのですが、ちゃんとレジ番も残っているんですよ。
JA73NC
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DX Crop Mode + Trimming

3.ここからは残念なカットがつづきます。。
Delayで2時間遅れ0655に降りてきた、BA7.
強風で機体の沈み込みが大きく、うまくブレを止められず。
夜明け前ぎりぎりのいい雰囲気なだけに残念。
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4.もう一息の気合が負けてますね。
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5.面白いんですがねえ。詰めが甘い。
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6. 500mmに1.7xのテレコン、そのうえで1.2xのCrop Modeで撮影。
この背景の揺らぎが。。
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7. この感じが大好きであります。この高さ感。微妙にたたかれて左右が不均衡な翼。
エンジンからでる冷たい空気の余韻。 これが飛んでいるということ。
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8.1/60S で切っています。もうすこしスローできるべきでしたが、05上がりの太陽ものと同時で、
切り替えがうまくできませんでした。非常に残念。
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9.完全に露出オーバー。
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さて、タイトルの揺れる想いでありますが。。
結構深いんであります。ご覧になってお分かりの方も
いらっしゃるかもしれませんが、背景に光跡のある写真のほとんど(一枚目はかろうじてセーフ)が、
波打っているのがわかります。
この原因はなにか。
新しい宿題をいただきました。また乗り越えていきましょう。
想いは通じる。そう信じて。
by qchan1531 | 2012-12-26 00:00 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(11)

バランス

なかなか、いいバランスと言うべきか。
羽がながすぎじゃねえ?というべきか。。
でもエンジンもでかいし、脚もでかいし。

これから、たくさん撮っていくうちに、愛着がわいてくるんだよね。

Boeing 747-8F 楽しみな飛行機であります。
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by qchan1531 | 2012-11-23 23:40 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(10)

夜にジャンボを撮る。

寒い日が続きますね。
そんななかで時期的には少なくなってきた、羽田の滑走路22、B滑走路進入の飛行機を撮りに
城南島に行ってきました。
と、特別に言うまでもないのですが、今回の成果はこちら。。
そう、念願のジャンボをやっと収めることができました。

この日の視程は50km。風はありましたが、ポジションは熟知しておりますので、対策は安全。
機番はJA8966で福岡からの機体でありました。(yoshioyajiさんに情報をいただきました。ありがとうございます。)

ジャンボの撮影の難しさは、2階部分とライトの位置、その強さでしょうか。
チャンスが少ないなかで、まったく見えない2階の位置を探りながら構図を作っていきます。

この写真には、右端に調整くらいの空きがありますが、構図はほぼ完璧でありました。
なにもかも、今までの失敗の積み重ね。
また機会があれば、一枚フリースを重ね着して、罰ゲーム会場へと通います。
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うれしいことがもうひとつ。Airplane Pictures.netへの掲載枚数が100枚になりました。
こちらもコツコツやってなんとかここまで来ましたので、次の目標へまた進んで行こうとおもいます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。 
by qchan1531 | 2012-11-20 06:36 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(5)

BA008

冬が近づいてきますと、朝の撮影には好適になってきます。

この低いあがりが見たくて城南島に通います。
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長い滑走から機体が持ち上がるとあっという間に画面いっぱいに。
緊張するとともに撮影でもっともテンションが上がる瞬間でもあります。
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長胴型の300‐ERになると言われていましたが、いまだ-200で飛んできますね。
個人的にはこちらのほうが好きですけれど、綺麗な胴体は-300 のほうがよいんだなあ。
それにしても、静かな朝の空港に響き渡る低いエンジン音は最高であります。
by qchan1531 | 2012-11-14 11:53 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(4)

成田に張りつき

一日成田にいってきました。
前日あんまり気合がはいってなかったのですが、
いつもの癖で夜明け前に起きてしまい、頼まれた買い物もあったので、
天気予報をみて、結局行くことにしました。

お昼はBランの撮影場所を開拓しましたので、後日upしてみます。

お題は夕方から。。

1. うっすら二本の線が胴体に走っていますが、なんだかわかりますか?
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2.エミレーツの388.あれ?これ見るの初めてだったかな。。
見分け方はやはり、前脚の明かり。新しい時代の機材は青白いんですね。
まあLEDみたいなもんかなあ。(実際は違うんでしょうけど)
胴体の赤みは、地上のオレンジ灯の反射だと思います。尾翼には強い光源が機体からあたりますので、
その照明色が出てしまいます。どうもこのあたりはデジカメのやっかいな世界です。
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4.前後しますが、Unitedのジャンボ。
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5.つづいてチャイナのCargoジャンボであります。
この飛行機は比較的相性がよさそうで、早い段階でピンも割りときました。
となるとどこまで仕上げでパフォーマンスを出し切れるかかと。
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6.こちらはJALの788 であります。

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7. 最後は744の上がりです。
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ノイズを断ち切って、ひたすら飛行機を追いかけます。
いいあがりだ。静かな夜空を見上げて、そうつぶやきました。
by qchan1531 | 2012-11-10 23:53 | AF-S Nikkor500mm f4G | Comments(8)